7月28日
台風8号は史上初めて宮城県に上陸。東北地方を東から西へ移動している中、北海道では異常な暑さ。網走、北見、紋別に道内初の熱中症警戒アラートが発令された。全国の天気予報を見ると旭川が36度で最高の数字。明後日の札幌は最低気温が25度と熱帯夜の予報。毎年言われているけど異常気象も年々酷くなっている。
まずは続日本100名城の上ノ国勝山館。ガイダンス施設が整備されていて入場料200円。
作られてから10年ぐらいは経つみたいだけどまだまだきれい。勝山館の立体模型及び紹介するビデオが充実していて好ましい。勝山館の上部に位置しているため城跡を歩くにはいちど山を降りてまた登ってくると言う珍しい位置関係に立っている。北海道の他の地域と同様熊が出たことがあると言うことで熊よけの鈴を鳴らしながら歩いた。今日も暑くて汗が吹き出すが台風の影響か風が非常に強く心地よかった。
勝山城すぐ近くにある「北海道夜明けの塔」山の頂上部近くにそびえる謎の巨塔。真ん中辺りまで上がって眺望できる。
昼食は道の駅上ノ国もんじゅにて名物てっくい天丼1070円、Suicaにて支払い。眺めの良い席から道の駅の名前の由来になったもんじゅ岩がよく見える。北海道秘湯めぐり第一弾は平田内温泉熊の湯。何段にも重なる滝の隣、源泉がボコボコ吹き出している。おそらく人工的に岩をくりぬいて浴槽にしているのであろう、ちょうどいい深さの浴槽内部が二段になっている。
お湯が熱すぎてギリギリ入れるかどうかと言う温度。水道が用意されていて水で埋めながら入ると言う感じ。また虻ハエ多く、休むまもなく攻撃してくるため落ち着いてゆっくり入れるような状況ではない。少しだけ浸かって早々に退散。
道路から見た景色がこんな感じ。一応脱衣所が用意されているけどそこから浴槽までが道路からよく見えるw広い駐車場には熊に注意、車上荒らしに注意との看板あったけど、結局人も熊も一切会わなかった。
道路脇からボコボコと高温のお湯が湧き出ている。豊富な湯量しかも熱い!
続けて湯とぴあ臼別温泉。熊の湯に比べるとずっと文明化されている建物と浴槽。熊の湯は無料だったがこちらは清掃協力金100円だった。一応壁を隔てて男女分かれている。浴槽は半分が屋根がかかっていて残りは露天。とは言え雰囲気は熊の湯とよく似ている。野趣溢れると言うよりは自然真っ只中。熊の湯同様非常に熱いお湯と虻ハエ大量に悩まされゆっくりと落ち着ける状態ではない。
ここで車中泊しようかとも思っていたがあまりにも虫が多いこと、まだ時間的に余裕があったのでさらに北上することにした。
国道229号は日本海沿岸沿いに崖と海の間を進む。せたな町と島牧村の間はほとんどが長いトンネルで繋がれている。しかもそれらのほとんど高規格の新しくて広いトンネル。一部海岸沿いに旧道垣間見えたが崖崩れや大雨時の通行止めで維持管理に苦労していたのだろう。
島牧到着直前、雲の下に沈む夕陽。久しぶりに水平線に落ちる太陽を拝めた。
「道の駅よってけ島牧」に到着。今夜の車中泊場所とする。ご同好のクルマ他に三台。全く居ないのは治安的に不安、四台なら駐車場にバラけて停まるのでちょうど良い。本日の走行距離173km。