SF小説
一卵性双生児の兄弟 優我(ユーガ)と風我(フーガ)
二人は父親に激しい暴力虐待を受け怯えながら育った。
そのため青年になってからも心のキズとして残った二人。
いつのころからか誕生日にはお互いの位置が瞬間移動して入れ替わるという超常現象に見舞われた二人の物語。
家庭内虐待とサイコパスによる子供への残虐な犯罪がモチーフ。
決して愉快な小説ではないが、いつの間にか主人公の優我に感情移入してしまい、
応援しつつ読みすすめていた。
導入では読みにくいところも感じたが、
読みすすめるうちに
先を知りたい欲求にどんどん引き込まれてあっという間に完読。