自由人の独り言

思いつくまま気まま日記

ノーサイド・ゲーム 池井戸潤

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社会人ラグビーチームが舞台の小説。
社内抗争に破れトキワ自動車本社から横浜工場へ左遷された主人公の君島隼人。
ラグビーに関して全く関知しないド素人だったが、横浜工場に所属している社会人ラグビーチーム「アストロズ」のジェネラルマネージャーに就任した。君島は毎年16億円もの経費が費やされていることに愕然としたが、ラグビーに情熱を傾けるプレイヤー、ファンたちとの交流しつつチームの存続に力を注ぐ。

池井戸潤さんの小説では「陸王」が印象に残っているし、連想した。
この小説も同様にスポーツに関わる人たちを中心に仕事をする人々を感動的に描く群像劇。
とてもよくかけていると思うが、現実世界では小説のような優秀・有能な人は少ないだろうな。
小説内で「日本蹴球協会」が沈滞していて改革・改善を全く行おうとしない協会として描かれていたけど実際のラグビーの世界はどうなんだろう。

とても読みやすくするするっと二日間で完読。

図書館で一年7ヶ月待ちだった。