自由人の独り言

思いつくまま気まま日記

もうレシピ本はいらない 人生を救う最強の食卓 (幻冬舎文庫) 稲垣 えみ子

6年前に単行本は既読だったけど、文庫化されたのを図書館で半年待ちにて再読。

朝日新聞社を50歳にして早期退職した稲垣えみ子さん。
冷蔵庫なし、炊飯器なし、カセットコンロ1台のみで用意する食事は一食200円以下、調理時間数分であっという間に完成する。
これ以上にない質素なお食事が最高にうまくて素材の旨味を味わえる。
曰く山のようなレシピ本、調理器具、調味料を前にお料理ができなくて立ち尽くすような状態と決別、お金も技術も最小限で、お食事に満足できると。

確かに美味しい(と思える)食事をこの先の人生ずっと確保できると思えるならば大概の不安からは開放されるかなと思った。
読みやすい文書、笑えるエピソードはまるで漫才を読むかのような一冊は1,2時間で読了。
稲垣えみ子さんの主張は極端なので完全に真似するのは難しいとおもうけど、炊事する際にはちょっと取り入れると面白いアイデアが詰まっている。