自由人の独り言

思いつくまま気まま日記

騙し絵の牙

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塩田武士さんの原作小説をモチーフに大胆に脚色している。大泉洋演ずる雑誌編集長が権謀術数を駆使して雑誌を世に知らしめ売りあげ拡大を図る姿を松岡茉優演ずる新人編集者の視点で描いた。
二時間という制約がある映画として成立させるためには仕方ないかとも思うが物語展開はほとんど別物。前半〜中盤にかけてはテンポよくというべきか、追いつくのが大変なくらいにどんどんと話が展開し追いかけるのが忙しいが、なぜか終盤はぐっと落ち着く。

「ありえないなぁ」と思うようなエピソードばかりだが、エンターテイメント映画としてはよくできている。
正直、主人公の役柄も物語全体もが原作小説より随分スケールが小さくなった印象。