自由人の独り言

思いつくまま気まま日記

エレジーは流れない 三浦しをん

2023年8月28日読了
エレジーは流れない 三浦しをん
餅湯温泉街に住む高校二年生穂積怜は「お母さん」が営むぱっとしない土産物屋の店舗兼住宅で暮らしている。毎月第三週は東京に住んでいるもう一人の「おふくろ」と高台の豪邸に通う。父親が居ないが、母親が二人という複雑な家庭環境。
進路選択や奔放な友人たちに振り回されながらも悩み多き年頃。
そんな時地元の餅湯博物館から縄文式土器が盗まれるという事件が発生した・・・

複雑な家庭環境の穂積怜を中心として、あまり冴えない温泉街を舞台とした男子高校生の群像劇。
三浦しをんさんのギャグ漫画を読んでいるかのような文章でさらっと読了。
悪くない小説だと思うけど、個人的に子供・学生が中心の物語は趣味じゃないな。