さいはての彼女 原田マハ
若くもない、年寄でもない微妙なお年頃の女性たちが旅行するエピソードの短編集。
原田マハさんの心情描写が巧みで、登場人物に感情移入しそうになる。
「旅行」って本当に良いものだなと思わせてくれる珠玉の一冊。
さいはての彼女 秘書のいたずらで思わぬ北海道旅行をすることになった会社社長が出会ったハーレーに乗る美女。
旅をあきらめた友と、その母への手紙 母親の体調不良で急遽同行できなくなった友人を思いながら一人旅となった主人公
冬空のクレーン 仕事のトラブルで急遽休暇を取って真冬の釧路へ来た女性。そこで出会った丹頂鶴を見守る人物たち
風を止めないで ハーレー乗りの美女の母親のもとに謎の男性が現れてからの葛藤
