自由人の独り言

思いつくまま気まま日記

丘の上の賢人 旅屋おかえり 原田マハ

丘の上の賢人 旅屋おかえり 原田マハ
売れないタレント「おかえり」こと丘えりか。自分で旅行できない人から依頼されて、旅する「旅の代理人」。札幌モエレ沼公園の丘にひたすら佇み暴行されている人物が自分の元恋人ではないか?とその人物の確認、実家の姉、元恋人の母親に会いに行く。

前篇の「旅屋おかえり」の方が良く書けていた。今回は説明口調の文章多くて読みにくい。登場人物たちの行動にも共感できないし、なんだか物語のキレがイマイチ悪くて消化不良。
それほど厚くない文庫本の後ろ半分は「旅屋おかえり」の一部マンガ化と著者の北海道旅行エッセー。あっという間に完読できるボリューム。