自由人の独り言

思いつくまま気まま日記

特殊清掃人 中山七里

特殊清掃人 中山七里
孤独死者の出た現場では腐敗した死体から流れ出た体液が寝具や床材を汚染。そこにハエ・蛆が湧いている。そんな現場の痕跡を消す作業を専門とする特殊清掃業者「エンドクリーナー」。代表五百旗頭亘(いおきべわたる)、社員の秋廣香澄、白井寛とともに仕事にあたる。
それぞれ独立した4篇の短編集。どのエピソードも孤独死した人物とその周辺の人物模様の描写が上手い。ホロリとする話もあり読みやすい文章であっという間に読了。本書テーマにはちょっと怯むが思いの外読みやすくて面白かった。オススメのエンターテイメント小説。