十字屋敷で起きた殺人事件の真相は？真相究明、犯人を割り出す推理小説。名前通り屋敷が十字の形になっていて、それが重要なトリックの種になっている。
事件現場に居た？と言うべきか置かれていたピエロの人形目線での語りが節目節目に入るのが珍しい。もちろん人形なので事件解決のために活動するわけはないが、読者の謎解きの手助けになるような証言を告白する形。
ピエロの証言も含め、読者を惑わす・混乱させる物語展開と種明かし。正直言って自分の趣味ではなかった。
登場人物多いし、いろいろと冗長で東野圭吾さんの作品の割には読みにくかった。著者黎明期の作品。
