2022年4月10日ロッテ 6-0 オリックス
今日はここから。シーズンクーポンで購入したSS席。システムトラブルがあったらしく、一般窓口は長蛇の列。シーズンクーポン用の特別窓口は待ち時間無しでありがたい。
雲一つなく直射日光が厳しい。あまりにもの暑さにたまらず、冷却水投入w
先発はマリーンズ佐々木朗希vsオリックス宮城。
期待の若者たち、両者高卒三年目同学年対決。宮城は昨年の新人王。優勝につながる大車輪の活躍だったが、今年は出足がいまいち。
コロナ特例で外れていた中村奨吾は復帰即スタメン。代わりに二軍に落ちたのはエラーが印象に残った平沢大河。
オリックスは主砲杉本裕太郎が不振でスタメンから外れた。宗佑磨も居ない。ルーキーほか若手が多い先発メンバーだな。
マリーンズ打線は１回裏先頭高部センター前ヒット、二番藤原恭大ショート内野安打、中村奨吾サードゴロで一死2,3塁、レアードのショートゴロで幸先よく1点を先制。その後宮城に抑えられて２回から５回までは沈黙。
対する佐々木朗希は圧巻な投球。160km台のストレートと140km台のフォーク。バットに当たりすらしない。夢のような奪三振ショーを展開。1回表3番吉田正尚から始まり次々と三振を続けていく。
オリックス2021ドラフト3位ルーキー福永のプロデビュー打席では164km/hを記録！プロの厳しさを教える貫禄。朗希の方が歳は下だけどな。
それまでの連続奪三振プロ野球記録の9をあっという間に更新！こりゃ最後まで全部三振とっちゃうの？と期待してしまった。6回表紅林がセンターフライを飛ばした時には思わずため息が漏れた。結果は13人連続奪三振。
６回裏中村奨吾デッドボールで1死一塁。レアードレフト線へタイムリーツーベース。レフトの怪しい守備もあって中村奨吾ゆうゆうとホームイン2-0。マーティン見逃し三振、佐藤都志也ライト前ヒット2死1,3塁。エチェバリアセンターへタイムリーヒット3-0。藤岡裕大フォアボールで2死満塁で迎えた9番打者松川。センターオーバーフェンス直撃走者一掃となる3打点タイムリーツーベース！ロッテ6-0オリックス。160km/hの佐々木朗希の球を取るだけでなくダメ押しを打つ高卒ルーキー。18歳というのは年齢詐称でプロ18年目かのような貫禄がただよう。勝利は確信し、後は佐々木朗希がどこまでパーフェクトを伸ばせるか？奪三振数を伸ばせるかが焦点になった。
7回表佐々木朗希がマウンドに上がる際にはスタンドにざわめきが広がる。吉田正尚三打席連続三振で奪三振15個目。吉田正尚は2020,2021年の二年連続首位打者。今期これまでの三振数たったの１だった。極めて三振の少ない吉田正尚から三打席連続三振奪取する佐々木朗希の恐ろしさ。
8回表ラベロ空振り三振、福田空振り三振、渡部空振り三振と三者連続三振。これで奪三振数18まで積み重なった！1992年4月21日マリンスタジアムでオリックス野田浩司がロッテから奪った1試合19奪三振記録まであと１。
7回以降はマリーンズの攻撃はおまけみたいなものになった。そんな中８回裏2死一塁から10球もファールで粘るKY藤岡裕大。スタンド中から「もういいよ粘るなよ藤岡」オーラを感じる。結局11球目をライトフライで凡退。結果マリーンズ先発で唯一ノーヒットの藤岡裕大w。
歴史的な記録が達成されるカモと異様な雰囲気に包まれたマリンスタジアム。盛大な拍手に応援されて佐々木朗希が9回表マウンドに上がる。代打中川圭はサードゴロ、エチェバリアが無難に処理して1アウト。代打山足ショートゴロ・・・（前日エラーしているだけに）「藤岡頼むよ、エラーするなよ」とみんなの念が通じて2アウト。最後に登場したのは今期極度の不振でスタメン落ちしていたオリックスの主砲、昨年のホームラン王杉本ラオウ。
ラオウにはフォーク三連投で3球三振！ゲームセット！
ホントに凄い経験。歴史が書き換えられる瞬間を目撃した感激。五十年近くプロ野球観戦していて初めての感動。こんなおっさんでもなぜか涙が溢れてくるほどだった。
・完全試合
だけでなく
・1試合19奪三振日本記録タイ（最後にラオウを出した中嶋監督のはからいで達成？w）
と記録ずくめの日本のプロ野球史に残る輝かしい試合だった。
ヒーロインタビューは佐々木朗希。解説の有藤は「松川も呼ばないのはおかしい！」と激おこだったらしい。確かにバッテリー二人で達成した偉大な記録。
試合が終了しても興奮冷めやらぬスタンド。
☆祝☆千葉ロッテマリーンズ完全試合！！ ☆祝☆佐々木投手13者連続奪三振＆19奪三振日本記録タイ！！ おめでとう！！そして感動をありがとう！
一夜明けてもまだふわふわした気持ちが続いている。ゴミ出しついでにコンビニでスポーツ紙を調達。デイリーと報知は省略ｗ。
