ロッテ4−7日本ハム
CS進出がかかった日曜日のデーゲームから一夜明けて、月曜ナイターとなった振替試合が今季レギュラーシーズン最終戦となった。観衆9658人と混みすぎていないスタンドはようやく消化試合になった今季最終戦をまったりと味わいに来たという印象。
グランドは緊張感が解けてCSに向けた調整といった雰囲気。試合の勝ち負けよりも、選手それぞれの個人記録のほうが重要視されているような感じのなか10月は全くといっていいほど打てなかった打線ものびのびとバットを振っている。井上晴哉の三塁打からビデオ判定でホームランとなった一本を含む11安打、4得点をあげた。相変わらず安打数の割に得点がすくなく残塁ばかりが多い状況ではある。CSを勝ち抜くためにはチャンスに弱い攻撃をなんとかしてほしい。また、出場選手固定主義の井口采配は相変わらずで控えの柿沼、鳥谷、茶谷、荻野、清田は出番なし。CSも固定メンバーで戦い抜くつもりなのだろうか?ベンチ全員のちからを結集するという考えは無いんでしょうね。
そんななか今季一度も一軍昇格なかった細川亨がこそっと本日登録されていた。8回裏 に本日ホームランを売っているDH井上晴哉の代打で出てきて空振り三振。9回の表はDH解除してそのままマスクをかぶった。
試合終了後は井口監督の「(CSを勝ち抜いて)このマリンスタジアムにもう一度戻ってきたいと思います」と心強い挨拶で締めくくられた。
選手全員でライトスタンドに一礼。ただし、三塁側にはまったくその素振りなし。マリンスタジアムは三塁側の大部分やレフトスタンド右側はマリーンズファンで占められているのだから一礼すらしないのはそっけないし失礼な振る舞いだと思う。
その後細川亨への花束贈呈と胴上げ。
楽天を戦力外になった細川は2019年ロッテに契約されて31試合に出場した。今季はここまで一軍出場なし。今の所引退を表明していないとはいえ、千葉ロッテ長年の功労者の内竜也、人気者の細谷圭を差し置いてこの待遇。ずっとロッテを見ていた私としては納得いかない。監督の意向なのだろうけど、プロ野球の監督というものはここまで自分のやりたいようにチームをできるものなのだなと思い知らされた。
2020年はコロナ禍で開幕延期。
6月19日:無観客、120試合に短縮しての開幕。交流戦、オールスターは中止。
7月10日:5000人に制限して観客解禁。
9月19日:定員の45%まで観客数制限の緩和。マリーンズ久しぶりの首位争い
10月ほとんど勝てず大失速。
といろいろあった2020年シーズンもあっという間に終わってしまった。
シーズンが終わってしまえば例年どおり寂しい気持ちである。願わくばコロナのない時代のように野球観戦を気軽に楽しめるような日々にいつかは戻って欲しい。