自由人の独り言

思いつくまま気まま日記

底辺への競争 山田昌弘

底辺への競争 山田昌弘
格差放置社会ニッポンの末路

就職氷河期正規雇用されなかった世代が40歳代になりつつある。
かなりの割合がパラサイトシングルのような非正規雇用か失業者。
それらの人たちを親が支えられなくなり、貧困化する日が近い。
との主張

格差が拡大しかつ貧困層が増えていてリスクが増大している」
と警鐘をならしつつも
その解決策として
*家族の在り方・家族の考え方・制度を変えるとか
*各人が他者とのつながりをつくっていくとか
*地域やコミュニティで新しい連帯を強めるような仕組みをつくる
との主張だが、
いずれも現実離れしていて実現性に乏しい印象。

現状の社会分析としてはまあまあ良いところはついているとは思うけど
既知のことをあの手この手で説明している。
特別目新しい内容はないな。