バットマンの「強敵ジョーカーができるまで」の物語
主人公のアーサーは脳障害を患っているため
悲しい時や緊張した時などに所構わずバカ笑いが止まらなくなる症状を患っている。
ピエロ業務中にワル少年グループに強盗に遭ったり、
エリートサラリーマンに暴行されたあげく
仕事は首になってしまう。
仕事、経済状況、家庭、恋愛なにもかもうまく行かない。
ピエロ扮装中にエリート3人を正当防衛的に撃ち殺したのを皮切りに
次々と殺人を重ねその結果
貧困層の共感を得て、暴動の象徴として祭り上げられていく。
結局
本人の意図とは別にそうならざるを得ないような状況、
周囲に流され自身の意図とは別に悪のJOKERに成り変わってしまったと。
貧富の格差が拡大する一方の現代社会では
生活に窮している多くの人が共感するのではないだろうか？
大ヒットしているのはその結果か？
アーサーが苦悶する状況が延々と描かれるが、冗長に感じた。
もうすこし、尺を縮めたほうがいい仕上がりになると思う。
主演のホアキン・フェニックスは熱演。
心は泣いているが、表情は爆笑という泣き笑い迫真の演技は見事。
今回は残念なことに
周辺でカサカサ騒音のサラウンド
静かな場面で菓子袋、レジ袋音をたてる無頓着人多かった。
土曜日の午後＠イオンシネマ妙典
