自由人の独り言

思いつくまま気まま日記

限界ニュータウン 荒廃する超郊外の分譲地 吉川祐介

限界ニュータウン 荒廃する超郊外の分譲地 吉川祐介
千葉県北東部には「限界ニュータウン」とも呼ばれる宅地分譲地が点在している。それらの殆どは1970年代不動産投機目的に開発・分譲されてきたが、実際に住むには公共交通機関は皆無に等しい。スーパーなど商業施設、小中学校も徒歩圏内には存在しないなどクルマが無くては生活できない環境。買う人もなく、売れない分譲地は荒れ果てている。そんな限界宅地分譲地の各地を巡り、分析・考察を重ねた一冊。

面白かった。
著者をYouTubeで知ってからこの一冊にたどり着いた。動画でも落ち着いた論調だが、文章も同様な語り口。
数多くの問題点を文章化しているため「限界ニュータウン」の問題の根深さがとてもよく理解できた。
一気に問題解決するのは難しそう、これからも解決先送りしている間に更に何十年も経過しそうな状況。