自由人の独り言

思いつくまま気まま日記

働きたくないけどお金は欲しい (投資家)遠藤洋

働きたくないけどお金は欲しい (投資家)遠藤洋
「投資すること」の意味を懇切丁寧にわかりやすく平易な文章で説明して一冊の本にしている。
曰く投資することによって仕事やお金から開放された「本当の自由」を手にすることができる。そんな理想を実現した人は、誰もが「自分と周りの人を幸せにするため」の「仕事」をするようになると。
*仕事とは?「人を喜ばせることにより収入を得ること」。
*労働者の収入の限界。
*労働者と資本家の経済格差は開く一方。
*銀行に貯金することが日本を衰退させている。
*投資では一般的にリスク分散するべしとされているところ「たまごは厳選した一つのカゴにすべて盛れ」と逆の主張。
*今の時代はモノと情報が溢れている。価値はモノから「感情を揺るがす体験」に移っている。
*新しい「体験」を提供できる会社に投資することによりより良い世の中になっていく。

投資する具体的な方法は記述されていないし、一般的な「投資」解説本とは一線を画している。20年以上投資をしてきた自分でさえ「なるほどなぁ」と納得できるポイントも多い。とても面白くてわかりやすいのであっという間に読了。初めて著者の本を読んだが、他の本も読んでみたい。投資に興味ない人も含めて多くの人に読んでいただき感想を分かち合いたい。