自由人の独り言

思いつくまま気まま日記

日本一?上陸困難な有人島 青ヶ島

青ヶ島は伊豆諸島最南端、八丈島からさらに80km南下したところに位置している面積6平方kmの小さな火山島。青ヶ島村は人口170人、日本一人口の少ない村。

90人乗れる連絡船が八丈島から運航されるのは月に20便くらい。青ヶ島は深い海底から突き出ている独立した火山島のため海岸は360度絶壁。唯一の港である三宝港には防波堤を作ることができないため埠頭は直接外洋に面している。そのため天気良くても波が高いと船が着岸できない。就航率は6割前後!一週間続けて就航できないこともあるらしい。

連絡船以外には東邦航空が「東京愛ランドシャトル」1日1便を八丈島空港からヘリコプターを運航している。就航率は船よりは良いもののわずか9席しかない。そのため島民の足として使われていてほぼ全便満席。チケットは常に入手困難。

あまりにも交通機関が細いことにより上陸できる人数が制限されていて上陸困難な青ヶ島。ということで旅行計画をたてるのが極めて難しい。

いわゆる一般的な観光名所があるわけではないが、世界的にも貴重な二重カルデラ構造を一望にできる展望台からの絶景。2014年に米国の環境保護NGO「One Green Planet」が「死ぬまでに見るべき13の絶景」として青ヶ島を取り上げてから外国人の訪問も増えているらしい。たどり着くのが難しいことも相まって神秘性をも感じさせる青ヶ島。自分も数年前にその存在を知ってその環境に驚かされた。それ以来いつかは行ってみたいと考えていた。

3月29日にANAにキュンのキャンペーンで4900マイル+370円で5月10日羽田ー八丈島の航空券を購入できた。飛行機から船に乗り継いで青ヶ島に上陸する予定で青ヶ島の民宿の予約をしていた。ところが、今日昼頃宿から電話があり、明日10日の連絡船が欠航になったと。11日は元から運航の無い日なのでどうするのか?と。キャンペーンで購入した飛行機は変更することはできないのでとりあえず八丈島に向かう。12日の連絡船をトライするべく2日間八丈島でスタンバイすることに旅程を変更した。

5月は連絡船の就航率が比較的高いので、なんとかなるだろうと甘く見すぎていたのかもしれない。「神の御加護がないと上陸できない」とも言われる青ヶ島。さすがは上陸困難な島である。

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www.onegreenplanet.org

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