自由人の独り言

思いつくまま気まま日記

豪華客船MSCベリッシマ日本一周+釜山クルーズまとめ

11月13日夕方乗船、11月23日午前下船
10泊11日間豪華客船MSCベリッシマクルーズのまとめ。

【費用】
当初阪急交通社に払い込んだ242,480円
    内訳
    基本旅行代金:198,000
    政府関連諸税・港湾料・寄港料」:44480円

+船内でMSCクルーズに請求された
船内チップ:  145ドル
国際観光旅客税: 6 ドル
有料ショー代金: 20.70ドル
ーーーーーーーーーーーーー
合計      171.70ドル

ここから博多港、金沢港に入港しなかったというお詫び?25ドルキャッシュバックされたので
結果      146.70ドル

結局有料のショーは一回しか鑑賞しなかったし、ビンゴも買わずじまい。
有料の施設は全然利用しない結果となった。
阪急交通社のツアーはイージードリンクパッケージが含まれていたので、インフィニティアトリウムのグランドピアノ生演奏を聞きながらカクテル三昧しているのが自分的には一番居心地が良かったのでね。

使った費用はすべてコンピューター管理されているはずなのに、当初は自分は使っていなかった鹿児島でのシャトルバス料金18ドルが請求されていた。ツアーデスクに申し出ると、その場でその請求を取り下げてくれた。とはいえどんな管理しているの?とちと疑問。
請求内容はきっちりチェックしておかないと余計なお金を取られれてしまうこと。
請求内容は随時船内の自動券売機?的な機械で確認できるのでこまめにしておくのが吉。
クレジットカードを登録しているので精算しなければ下船後クレジットカード会社からその請求が日本円で引き落としされるシステム。
自分は昔115円/ドル時代に交換していた、米ドル現金が手元にあったので、最終日にその機械をつかって146.70ドルを現金にて支払を済ませた。

結局10泊11日間のクルーズでかかった費用は265,000円くらい。
乗船中食べ放題、ビール、カクテル飲み放題なのでリーズナブルな結果だと思う。

【阪急交通社】
阪急交通社は今回のクルーズ最大人数約2000人の客を集客していたらしい。
社員が38人も乗っていてその力の入れようが現れていた。
とはいえ、これと言って特別なツアコンをするわけでもないし、居なくても困らない程度の仕事ぶり。
とくに入社して間もないような人は口の聞き方ひとつとっても、なんだかチャラくて大丈夫なの?ってレベル。
旅行社の添乗員の仕事っていろいろトラブル対処とか大変なんだろうな?という認識だったけど、ベリッシマに一緒に乗っているだけなら楽ちんじゃないの?

【ネット接続】
船内Wi-Fiが用意されていて、15ドル/日払えば使える。
とはいえ港停泊中や沿岸近いところではスマホが繋がる。
航海中も常にネット見るために10日間で150ドル払う価値を見いだせないので船内Wi-Fiは契約しなかった。
結果ブログ執筆とかを後日にまわすことになったけど、他に不都合なかったので正解だったと思う。

【洗濯】
船内にコインランドリーはなし。
ホテルのようなランドリーサービスはあるけど、話にならないような高額な値段設定だったのでまったく選択肢に入らなかった。
自分はシャワー浴びるついでに下着靴下をボディーソープで洗って、船室にぶら下げて干してしのいだ。
10日間を超えるとそれ以外も洗濯したくなるだろうな。

【客層・従業員】
乗客の9割方はリタイアしたであろう日本の老人ばかり。若い人がかなりの割合で乗っているピースボートとはその点が大きく違う。
割合は少ないけど、英語圏白人、イタリア人、ロシア語系?の人も見かけた。
一回だけ石巻上陸中に両親と姉弟の韓国人ファミリーと話したけど、その後二度とお会いする機会がなかった。弟さんは英語・日本語で話できるので会話が楽しめたのだけど。船がデカすぎて会わないひととは全然会わない。
外国人は子供のいる家族連れを何人か見かけたけど、学校には行かなくていい時期なの?

ウエイター、ウエイトレス、ホテル部屋清掃などに従事している人はインドネシア人、フィリピン人、タイ人などなど。ピースボートのときには見かけなかったインド人も結構多かったな。10日間クルーズしているうちに何人か顔見知りになった。
インドネシア語のこんにちは「スラマッパギ」、ありがとう「テリマカシー」
フィリピン語のこんにちは「マガンダカビ」、ありがとう「サラマッポ
タイ語のこんにちは「サワティカップ」、ありがとう「コップンカー」
とちょっとだけ覚えて折々に口にすると、相手も「オっ」と少し親しみを深めて応対してくれるw。
インドだけは多国語らしくてありがとう一つをとってもいろいろな言い方があるらしくて全く覚えられなかった。

【船内のようす】
新しい船なので、エレベーターがたくさんあって充実している。客は5階から18階までを活動するし、多少待たされるとはいえだいたいエレベーター使用が基本。
ピースボートのオーシャンドリームルーム号はベリッシマほど大きくなかったし、基本的に上下階の移動は階段だった。
その分運動不足になるのは必然。飲み放題・食い放題もあわせて2kgぐらい体重増えたんじゃなかろうか?

315mもの巨大な船なので揺れは独特。ほとんどピッチングはしないというか感じない。
横揺れのローリングもぼんやりしているとわからない。水平線をよく見ているとあー少し揺れているなと分かる程度。
波風が高くて博多港、金沢港に入港できなかったときでさえ海面が遠いので全然荒れているという感じがしない。
エンジンが遠くになるからなのか音は全然聞こえなかった。船が離岸・出港・航海していても窓のない船室に居ると全然わからない。
あまりにも船に乗っているという感じが無いので逆に風情がなくてどうなんだろ?という印象

その分圧巻の眺望。
最上階ではない15階ビュッフェでさえ全面ガラス張り。海上など他の船では経験できない景観を味わえる。
周囲の船よりも二周り?以上デカくて常に見下ろす視点。
港に着岸すると高層ビル上層階にいるかのような視点は凄い。

巨大な船で何千人もの客が居るので仕方ないのかもしれないけど、何をするにもとにかく行列になりがち。
夕食は二回に分けて時間指定の入れ替え制のレストラン、着席して注文してからかなーり待たされる。
あまりにもレストランで待たされるのでそれを回避してビュッフェに行くとこれまた混雑しているので行列に並ぶ。
寄港地でのシャトルバス待ち時間は酷いときは2時間まちだったらしい。30分待ちなら短い方。
最終日の下船も順番で先頭からは2時間待ちの人もいたくらい。
「超巨大客船に乗るということはそういう待ち時間もあるよね」と納得の上で乗るしか無いかな?

あまりにも巨大な船なので着岸できる港が限られる。
横浜ベイブリッジをくぐれないので大桟橋には付けられなず、辺鄙な大黒埠頭客船ターミナルに着岸するのを筆頭に、どこの港でも中心地から遥か離れた所に付くのが常。
でかい船の宿命だけど、船旅は中心地につけてくれないと面白くないよね。

船が巨大なだけに誰でもそれぞれ居心地いい場所が見つかると思う。
カジノ、バー、ジム・体育館、劇場のショー、ヨガ、体操、社交ダンスなどなど、ちょっとした繁華街みたいなもの。
あちこちで同時に何かしら催し物が開催されているという感じだった。
結局自分はバーで飲んだくれていたけど、それが自分には居心地良かったということ。

今回は11月のクルーズだったけど、客船クルージングは基本的に夏のほうが良さそう。
屋上プール、ジャグジーやスライダーなど楽しめる。
今回は寒すぎて、もう少し暖かくないとデッキを歩きたいと思わなかった。

ピースボート108日間地球一周を経験した自分に取っては11日間なんてあっという間。
とはいえ11日間とはいえ普通の勤め人が乗るのはなかなか難しい。
ピースボートに三ヶ月に乗っていた人たちは、ちょっとネジ切れてたような気がします。自分も含めて。
ベリッシマはとにかく巨大過ぎるし、ピースボートとはいろいろな面で違っていて面白かった。

ツラツラと雑感を書き連ねたけど、ベリッシマ乗船の感想が伝われば幸いです。

【追記】
下船して直後にベリッシマ12月のクルーズ8万円引きの広告を見つけた!
これはかなりお得だと思うわ。
自分は当分乗らないけどね。f:id:fretta2019:20231207103951j:imagef:id:fretta2019:20231207103954j:imagef:id:fretta2019:20231207103958j:image