最近その存在を知った「タミヤプラモデルファクトリー新橋店」。アルバイト先から徒歩圏内だったので寄ってみた。
3階建て、一階はプラモデル、地下はミニ四駆、ラジコン。二階はイベントスペース。それほど広いというわけでもないけど、1980円から数万円のものまで数多くの模型が展示されている。現在発売中のタミヤ全製品6,000アイテムが取り揃えられているらしい。
若かりし頃に来店していれば、心ときめく夢のような空間だっただろう。
子供の頃は戦艦大和、飛行機全般、スーパーカーのプラモデルをねだって随分買ってもらった。
それでも飽き足らず、もっと欲しくて仕方なかった。小遣いでは買えない価格の大物は指をくわえて眺めていたものである。
数年前から近藤麻理恵さん「人生がときめく片づけの魔法」、やましたひでこさん「断捨離」などに感化され自宅の片付けを進めてきて、ミニマリスト的思考が身についてきたみたい。
ちょっと購入してもいいかな？と心が動いた商品も少々あったが、結局購入には至らなかった。
買って所有、組み立て、飾って愛でる喜びよりは自宅の片付けが後退する、散らかる。捨てるときの苦労が大きいだろうなと。
子供の頃は欲しくてたまらなかったモノが、ぽんと買える経済力がある今となっては所有欲を掻き立てられるような価値観ではなくなってしまったという現実は皮肉というべきか？
人は自分が持っていないモノを手に入れたいということだろう。
自分の価値観の変化を再確認した「タミヤプラモデルファクトリー新橋店」訪問だった。
