新田原基地からそれほど遠くないところに西都原古墳群。
正直それほど古墳に興味があるというわけではないが、有名みたいなので訪問してみた。まずは「西都原ガイダンスセンターこのはな」案内所にてパンフレットをもらい、見どころを説明していただいた。驚いたことに311基もの古墳が密集しているということ!案内していただい方が熱心に説明してくれて、古墳群愛の情熱を感じさせられる良い説明だった。広大な地域に散らばっている無数の古墳を効率的に見るモデルコースを教えていただきありがたい。
玄室を見学できる西都原206号墳(鬼の窟)
西都原13号墳
内部が見学できるようになっている。
ツツジの巨木?
100号墳。クルマで古墳群を巡ってから西都原考古博物館。
入場無料!なのに充実している展示。暗めの照明で大人な雰囲気。これは一見の価値あり。
西都原古墳群のなかで一番と二番目に大きい男狭穂塚古墳(おさほづかこふん;日本最大の帆立貝形古墳)と女狭穂塚古墳(めさほづかこふん;九州最大の前方後円墳)は宮内庁管理下のため一般の立ち入りはできない。その説明を立体模型と映像で紹介している。
2時間ほど散策したので休憩と遅めのランチを博物館の簡易なレストランにてミートソーススパゲティ500円とジュース200円。14時過ぎだったこともあり、他に客いなく貸し切り。広大な古墳群を一望にできる長めのいい食堂。
次は都於郡城址(とのこおりじょう)。難読地名。佐土原城からほど近い。
広大な駐車場が用意されている。停まっているのは私のレンタカーのみ。
南北朝時代から安土桃山時代にかけて日向国を割拠した伊東氏の主城。
高さ100mの丘陵に本丸、二の丸、三の丸、奥の城、西の城と5つの曲輪(くるわ)で構成されている。それらの間は空堀で仕切られていて、その形がよく残っている。
曲輪は雑草で覆われていてジーンズの裾が草だらけになった。よく見てみれば桜の巨木が多く、地元では桜の名所みたい。桜の時期にだけは人が多く集まるのだろう。不自然に広い駐車場は一年に一回だけ活躍するために用意されているみたい。
曲輪に至る通路は史実に忠実でないような整備のされ方をしている。
桜の公園として活用されている城跡だった。