2021-01-25 朝が来る 辻村深月 読書 www.amazon.co.jp 妊娠しなかったため生後間もない男児を養子にもらい育てている主婦「佐都子」。認識したときには堕胎可能な期間を過ぎていたため子供を生むことになった中学生の「ひかり」。子供をめぐり交錯する二人の時間を描いた。 登場人物の誰にも感情移入することはなかったが、似たような悩みを抱えている人が世の中にはいるのだろう。映画化されたので読んでみた。「ひかり」が人生を踏み外してあっという間にどん底まで転落するさまがリアルに描写されていて、あまりにも哀れでその表現を映画で見たいとは思わなかった。