大人の休日倶楽部パスで乗り鉄活動4日目。
東京駅10:20発はやぶさ17号。車両に乗っているのは10人くらい。
新青森駅13:29到着。新青森駅は新幹線の駅なのにほとんど商業施設が見当たらない。あるのは新幹線の改札内にニューデイズと立ち食いそば・うどん屋さんくらい。他に選択無いのでニューデイズのおにぎり・サンドイッチにて昼食を済ます。
いよいよリゾートしらかみ4号13:58発が定刻にホームに入ってきた。
リゾートしらかみ「橅」編成(HB-E300系)4両編成。
HB-E300は大湊線のリゾートあすなろで使われているのと同型。ディーゼルエンジンで発電してモーターで駆動。回生ブレーキで電気を回収するハイブリッド車。結構ディーゼルエンジンの駆動音が勇ましい。電源は見当たらないが、Wi-Fiは使える。
内装は明るい色で広く見える。
あいにくのくもり空。岩木山は山麓しか見えない。川辺駅を出発してすぐにケータイ国盗り合戦「五所川原地域」を統一!木造駅付近で「つがる地域」を統一!これにて508国目を統一!
鰺ヶ沢駅からは延々と海岸沿いの絶景。
千畳敷駅では15分間停車する。一旦下車して海岸を観光できる。
200年ほど前【1792(寛政4)年】に地震により突然が隆起した岩浜。千畳の宴会場のとの由来らしい。たしかに奇岩と平らな岩が広がる珍しい景色。有史時代になってから形成されたというのも興味深い。
千畳敷駅前には氷のカーテン。
ボックス席も設けられている。背もたれが垂直なのでどうかな?と思うが、座面が広がって座敷形態でゆっくりできるというのがウリ。
売店が営業していてコーヒー300円、しらかみアイス310円。それ以外にもお土産品、小物グッズ、お酒、ジュースなど。店員さんが二人も働いているが、4両で客は十数人なので暇そう。それよりもコロナ感染拡大対策の消毒に追われている様子だった。食べ物はおつまみによさそうなものしかなかった。客が少なくて大変だろうけど、もう少し充実してほしいな。
海に沈む夕日を楽しめるかと期待していたが、曇り空で残念だった。17時過ぎには暗くなってしまい街灯しか見えない。五能線沿線はその街灯もほとんどない。真っ暗ななか列車は秋田へ向かって淡々と進む。
18:56ようやく秋田駅に到着。
駅舎はあかるくてキレイだし、竿燈やなまはげのディスプレイがされているが、とにかく人が居ないので寂しい印象を受ける。
乗り継ぎ時間13分でこまち48号秋田19:10発。お客は車両に10人居ないくらい。盛岡までは在来線規格の線路をのんびりと走る。田沢湖駅からは峠越え。20:49ようやく盛岡駅に到着、はやぶさ号と連結する。秋田駅から1時間39分もかかった。
20:50盛岡駅発ここからは最高速度320km/hで飛ばす。23:04東京駅到着。東北新幹線内はホントに早い。秋田〜盛岡127kmより30分程度長いくらいの時間で535kmを走り抜ける。まあ比べるだけ野暮というもの。
乗り鉄は嫌いではないが、日帰りで東京〜新青森〜五能線〜秋田〜東京を乗り通すのは流石に長過ぎる。計画した段階では体力持つかなと少々不安もあった。結果的に車内は空いていて自由に歩けるし、同じ時間の長距離国際線の飛行機にのるよりはずっとマシ。ただし車窓が暗くなると面白くないので飽きてしまった。本来なら明るい時間に乗車したいところだが、19日の悪天候のしわ寄せがこんな形に現れた。
今日の旅程にて「国盗り合戦」奥羽エリアを制覇。我ながら頑張ってよくやった。不本意な行程にはなったが、リゾートしらかみ号と合わせて2つの目標を達成して満足。
これにて大人の休日倶楽部パス4日間の乗り鉄旅行がようやく終わった。健康も害さず、無事に帰宅できてなによりだった。