自由人の独り言

思いつくまま気まま日記

さよならテレビ

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東海テレビの制作・放送現場を取材対象として「テレビの今」を表現している。ドキュメンタリー風な作品。元々ドラマ枠なのかな?4:3画面。一部手持ちブレブレカメラで気持ち悪くなった。
アナウンサーの福島、ジャーナリスト志向の契約社員澤村、新入派遣社員渡辺の3人に焦点を当てて収録。
2017年の春から1年間を通して取材。放映している途中から東海テレビが2011年に放送事故を起こしたことがわかった。「汚染されたお米セシウムさん」という不適切テロップを23秒間放送した事故。自分は認識していなかったが、局内では記憶・記録を残しており再発防止の取り組みを続けているとのこと。
視聴率競争に明け暮れし、苦戦するローカルTV局。コスト削減で人を減らされつつ上司から視聴率アップの発破をかけられる。長時間労働で放送を支えているところ、働き方改革で残業は100時間までに制限するとの上部からのお達し。一体どうすればいいの?と困惑・疲弊する番組制作現場。
若い視聴者はネット・スマホ・ゲームに取られて残るは老人ばかり。
「権力を監視」するとかニュースを伝えるにしてもスポンサーの意向には逆らえない。
制作現場は契約社員派遣社員、下請け会社社員、孫請会社社員がかなりのウェイトを占める。
などなど。
TVをほとんど見ない自分自身としてTVは「オワコン」という認識だが、当事者達は危機感を持ちつつも打開策や方針を見つけられない状況にもがいているという印象を受けた。