自由人の独り言

思いつくまま気まま日記

実家じまい終わらせました! 松本明子

実家じまい終わらせました! 松本明子
ご両親が建てた高松市郊外の一軒家は宮大工に作ってもらった釘一本使っていない自慢の立派な木造戸建て。両親を首都圏に呼び寄せてから空き家になって早くも25年間。固定資産税、水道光熱費の基本料金など、その間にかかった維持費用とリフォームにかかったお金は1800万円。
両親が他界し、いざ売ろうとしても思うような価格は付かないし値段を下げてもなかなか買い手はつかないし、賃貸しようとしても借りてがいない。筆者さんの事例では運良く600万円で購入してくれる人が現れたが、結局1200万円の持ち出しとなった。管理維持する気力・体力はもちろん経済的な負担および、東京から往復するエネルギーが莫大。深刻な実家問題を抱えていた松本さん。
本の四分の一はその体験談。残りは「空き家問題」「遺品整理」「墓じまい」のhow toが専門家との対談形式で語られている。トータルとしては実家整理のためのマニュアル本といった体裁。

自分自身は該当しないけど、同様な問題抱えている人多いのでは?

2018年時点で日本の空き家は949万戸、空き家率13.6%で急激に増加している。少子高齢化で継ぐ人が居なくなる住居は増える一方。なのに現状は全く無策でどんどん新規建設着工されている住宅は相変わらず多い。近い将来に住宅価格急落ショックが来るだろうと確信している。