PARASITE
匂いの立ち込める半地下の不潔な家に住む4人家族。全員失業中。
長男が金持ちの家の高校生の家庭教師の代理として働き始めたのをきっかけに
策を弄して運転手、家政婦など家族全員がその家での仕事にありついた。
前任の家政婦がその夫をその豪邸の地下に密かに匿っているのが発覚し
物語が急展開・転がり始める。
一人の警備員の仕事の募集に500人が応募するとのセリフがあったが、
韓国も貧富の格差がとてつもなく広がっているのだろうか。
貧しい家族が必死に生き抜く姿に「万引き家族」を連想した。
結局社会の最底辺の人たち同士で命をかけた血みどろの席取りゲーム的展開に。
まさに現実の社会を風刺しているのだが、あまりにも怖い実態。
貧しい人は共闘して富裕層から富を分配させる方向に
エネルギーを向けられないものだろうか？
現実には生きるのに精一杯で、そんな余裕がないのだろう。
貧しい生活に甘んじている家族の哀しいストーリー。
久しぶりに韓国語映画を字幕で鑑賞。
違和感はそれほど感じなかった。
PS/モールス信号の「ト・ツー」が日本語と同じだな。
印象に残ったセリフ
「計画」を立てると必ず人生その通りにいかない
「計画」しないのが一番いい
