バチカンのサン・ピエトロ寺院が舞台。ローマ教皇が亡くなり次の教皇を選ぶ最中に起きた超強力爆弾脅迫、連続殺人事件。トム・ハンクス主演の“ロバート・ラングドン ハーバード大学教授”がローマ中を走り回って解決にあたる。
2時間20分、長尺壮大にして大作ながらも冗長過ぎて退屈。登場人物多すぎてごちゃごちゃ。キリスト教に関連する長大説明セリフがあまりにも難解。前作「ダ・ヴィンチ・コード」と全く同様な印象だった。2009年公開当時は「ダ・ヴィンチ・コード」で懲りていたので未鑑賞だった。今回は撮りためていたビデオで初めて鑑賞してみた。
解りにくい場面では、ビデオを何度も巻き戻してようやく内容がつかめるといった物語展開。私には劇場よりもビデオの方が鑑賞に適している。
かなりの部分をローマ市街地でのロケしているのは良いのだが、夜8時の設定なのに真っ昼間の短い影で撮っていて明らかに時刻設定が違うなど作りが甘い。
実行犯はあんな人数であれだけの重大な犯罪の遂行能力あるわけないでしょ?とかラスト爆弾の処理の仕方は子供だまし。散々ミスリードしてきた真犯人追求は最後のどんでん返しでなにがなんだか?という印象。大作でありながら鑑賞後の感動はなかった。