自由人の独り言

思いつくまま気まま日記

よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続  宮部みゆき

よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続  宮部みゆき
三部構成。
1.虻(あぶ)の呪いを飲み込んだ少年が経験する異世界は神様たちの賭場。
2.川の神に見初められた渡し船の船頭の兄。その一部始終を見ていた妹。
3.江戸時代を舞台にパラレルワールドとゾンビの世界観。鄙びた村の住人22人を救う大冒険。

江戸時代が舞台の怪奇譚。心情描写巧みな宮辺みゆきが描く大作。
三島屋の黒白の間にて怪奇譚を話し捨て、聞き捨てする続きものではあるが、これ一冊でも楽しめる。
いつもどおり物語に引き込まれ、あっという間に読了。
次の作品が楽しみで待ち遠しい。