11月5日、旅行十日目。
0725出発、山道を進み人吉へ向かう。国道219号線は球磨川沿い。あちこちで片側交互通行の工事中。肥薩線の線路が哀れにも崩れているのを目撃した。令和二年豪雨災害の爪痕がまだ残っている。復旧工事盛んでトラックとか大型車両が道の駅にも多かったのか…。
人吉市は深い霧の中。ひとまず人吉は通過して南へ向かう。峠の長いトンネルを越えると宮崎県。えびの小林地域統一!
えびの高原・霧島も魅力的な地域だが今回は峠からの眺めだけにとどめて人吉へ引き返す。
人吉城歴史館にてスタンプゲット。歴史館は水害被害に遭って以降閉館したまま。スタンプは外部に設置されており押せる状態にはなっていた。1日も早い災害復旧を願う。
歴史館以外には本丸、二の丸、三の丸が小高い山に位置していて見学できるようになっている。建物は残っておらず石垣のみ。一応縄張りがわかるようにはなっているが相当手が加えられている様子で往時を偲ぶにはやや不満が残る。石垣も水害にあったようで大規模に工事現場立入禁止となっている。
道の駅「子守唄の里五木」にて蕎麦昼食。
古民家が移築されている。昔といっても昭和時代の暮らしぶりを再現。当時の写真が展示されていて興味深い。
五木の町並みはもともと深い谷間の底、川辺川に沿って張り付いていた。それが町全体で高台:山の中腹に移転展開されている。もとはダムを建設するためにそんな大引っ越しをしたのが、建設が中断された。ところが令和二年球磨川大水害を受けて、またダム建設が検討されているという複雑な事情。そんな話をTVで見たことがあるなぁと現地にきてから気がついた。今後どうなることやら。
五木村から国道445号線にて山越え阿蘇へ向かう。すれ違い困難な狭い道が続く。こんなところに紅葉狩りなのだろうか車がかなりの数来ていてあちこちで行き違いできないで滞っている渋滞が起きていた。しかも工事のための大型車もときおり走る。金曜日だと言うのにどういうことなのだろうか?みんな同じように「平日だから大丈夫でしょう?」と思ってきたのだろうけどだいぶ時間をロスしてしまった。二本杉峠は一部軽自動車でも通過するのに緊張を強いられるような狭い部分もあり。幅広い車で来ている人たちは運転技術が高いのだろうが大したものである。
ようやく山を無事に越えてたどり着いた「通潤橋」。教科書で見たことがある水道橋。通りがかりで目についたので寄ってみた。小学生の団体が2グループも来ていて、賑やか。
くまモンも居るよ!
蘇陽峡。今日までその存在を知らなかったが、朝の熊本FMで話をしていたので寄ってみた。紅葉は始まっているけどまだ6分といったところだろうか。蘇陽峡は高千穂峡の上流に位置する深い渓谷。幅高さ200m近くあり九州のグランドキャニオンと呼ばれているらしい。
今夜は道の駅「阿蘇」にて車中泊。評判が良かったので来てみた。確かにWi-Fiは快適だし夜の駐車場は暗くて静かそう。車中泊車が他にも十数台見えるので安心。トイレも非常にキレイで嬉しい。天気予報によると気温が3度にまで下がるらしいので万全の防寒態勢で臨む。
道の駅に隣接して鉄道の阿蘇駅。
道の駅阿蘇から徒歩3分、阿蘇坊中温泉夢の湯。入湯料400円のところJAF割引で300円。
無色透明あまり温泉っぽく無いお湯。露天風呂、サウナ、水風呂と一通り揃っている。シャンプーボディーソープもあり。割引が効いているとは言え300円なら毎日入りたいレベル。お坊さんの団体と同じタイミングで入っていて時ならず混雑だった。お坊さんたちが出たら途端にガラガラになった。
本日の走行距離258km。その割に険しい峠越えの道で疲弊した。
povo残り2.08GB。