自由人の独り言

思いつくまま気まま日記

横浜スタジアム DeNAベイスターズ vs 千葉ロッテマリーンズ

会社員時代の後輩S君、先輩Oさんに誘われて横浜スタジアム DeNAベイスターズ vs 千葉ロッテマリーンズ観戦。

数日前から悪い天気予報で、中止になる可能性もあるかもと悲観的な見方をしていたS君とOさん。試合開始は17:45。開始時点で突然試合中止の可能性あるからとギリギリの待ち合わせ約束となった。関内駅には試合開始時間を5分ほど過ぎて到着したところ、予定通りの時刻に試合開始していた。スタンドに入れたのは18時を回っていて一回表裏はすでに終わっていた。横浜スタジアムへの訪問は数年に一回くらいしか機会がない当方。昼間から出動できる準備をしていたのに、試合開始に遅れての到着となりもったいなかった。風強く、雨が降ったり止んだりを繰り返したが結局なんの滞りもなく試合は進行した。現代は気象情報はネットにあふれている。雨天による試合開催への影響を予想するのは今や誰でもできることだが、天気を精密に見るのが仕事であるDispatcherの行動としては恥ずかしい結果だった。

f:id:fretta2019:20210608085229p:plain

S君が買っておいてくれたチケットは「ホーム外野指定席レフト」。マリンスタジアムではホーム外野応援指定席(レフト)へのビジターのファンは立ち入ることさえ厳しく禁止されている。なので横浜スタジアムでは大丈夫なのかと聞いた所・・・S君曰く「ホーム席ですが、マリンズユニ着てても大丈夫です。」「ライト側ではヤバイですが、レフト側なら大丈夫です。」「先日も甲子園でレフト側のホーム席で横浜ファンがいました。さすがにライトはまずいですが、レフト側ならたまにいるので大丈夫ですよ。ぶっ飛ばされたら助けますよ(笑)」「ジャイアンツファンだったら目の敵にされますが、元々川崎を本拠地にしていた義兄弟球団だから、まったく問題ありせん👍」、Oさんも「我がチーム、品がいいから大丈夫です」との回答だった。そんなものなのかなと疑問に思いつつも、長年のファンがそう言っているのだからそうなのだろうとスタンドに入った。するとすかさず係員の人に「スタンド内では傘さすのは不可。ホーム外野席では対戦相手チームグッズは身に着けられない。帽子も不可。チケットをビジター外野席に交換することもできない。すでに試合開始しているので払い戻しはできない。その旨約款に書いてある」とそのまま観戦することはできないと咎められた。「売店ベイスターズのカッパを買ったら?」とも言われたが、ほんの数時間だけ使ってゴミになるものをそれだけのためには買いたくない。「marinesカッパを裏返して着るのはどうか?」と係員の方に無線で問い合わせてもらい、本部にようやく認めてもらえた。一悶着あったものの既に濡れているカッパ裏返しに着て、帽子をリュックにしまうことでその席にて観戦することができた。生まれてはじめて濡れているカッパを裏返して着るなんて事態になった。帰ってきてから見直すと公式HPにもチケットにも「ホーム外野指定席でビジターチームのグッズ・ユニフォームの着用、応援はできません」と明記してた。安易に長年ファンの言うことを信じたのは大失敗だった。どうしてレフトスタンドのチケットにしたのか理由は聞かなかったが、トラブルを招いた結果に関してS君からゴメンの一言さえ聞こえなかった。

f:id:fretta2019:20210607212322p:plain

マリンに比べるべくもなく、横浜スタジアムはとにかく一つ一つの座席が狭い。幅、座面の奥行きどれをとってもそう。そのうえ座席が並んでいる通路が超絶狭い。座っているところを人が通るのは不可能。いちいち立って場所を開ける必要がある。階段はバリアフリーとは無縁の急階段。しかも手すりが無いので足腰が弱っている人には厳しい。特筆すべきはベイスターズ攻撃時にはスタンド後端に設置されているスピーカーから応援団の応援歌を大音量でガンガン流していること。生音でも相当な音量だとおもうが、スピーカーから流れてくるのは音質的にも堪え難くたまらん状態だった。

なにからなにまで超絶狭い空間の横浜スタジアム。チケットはマリンスタジアムよりもずっと値段が高い。ホーム外野指定席は券面2600円。3000円をS君に請求されたので、名物シュウマイ弁当を買っておいてくれるお金を含めているのかと思っていたら、「発券手数料がかかるので」とのことだった。平日ナイター3000円も出せばマリンスタジアムなら内野指定席を買える値段。しかもマリンスタジアムでの発券なら手数料はかからないので券面額面どおりで買える。似たようなシステムは横浜には無いのだろうか?無いのだとしたら皆さんチケット買う度に莫大なチケット発券手数料を支払っているのだろうか?

S君がOさんにシュウマイ弁当を買っておくとの話だったので、私にも買っておいてくれるものと思い込んでいた。なんで私の分を買っていなかったのか?との問にさらりと「注文されていないので買っていなかった」とのこと。しかも横浜スタジアムは一旦入場した後一度退場すると再入場することができないらしい。入退場時、係員に何度か「さにゅじょできません」と言われて意味を理解できず、そのたびに聞きなおすと「(一旦出場すると)再入場できません」ということだった。若者言葉なのか早口過ぎて高齢のワタシには聞き取れなかった。そのうえスタジアム内の他の区域に移動することができなかった。仕方ないのでスタンド7番ゲート内に一軒だけある売店に向かった。その売店は規模はとても小さく、当然メニューも限られていて食事メニューは「焼きそば」と「焼肉丼800円」のみだった。

横浜スタジアムはチケット・販売手数料が高額、座席通路階段が超絶狭小、他区画への移動不可能、一旦出場した場合再入場は不可能。ベイスターズ攻撃時応援放送がメチャクチャうるさい。飲食物を買える売店が限られている。後輩はシュウマイ弁当を買っておいてくれなかった。レフトスタンドでマリーンズグッズを注意されてひと悶着。マリーンズ帽子は不可、濡れたカッパを裏返して着ていることになった。などなど酷い「お・も・て・な・し」で野球観戦に集中できなかった。

普段あたりまえと思っているマリンスタジアムの居心地の良さを再確認するとともに、ありがたい環境を千葉ロッテマリーンズ球団に用意していただいているのだと改めて感謝する気持ちになった。