自由人の独り言

思いつくまま気まま日記

岡山 鬼ノ城、備中松山城、高梁市吹屋地区

Hさんに誘われて岡山〜高知への旅行。
まずは最寄り駅からバスで羽田空港へ。テーマパークからのバスは減便しているけど、最寄り駅からのバスは通常ダイヤで運行していて助かった。05:40発は6人の乗客で発車。コロナ前は満席も多かったのに・・・
朝6時の羽田空港第二ターミナルの出発案内板は八割方欠航。早朝出発便はほとんど全滅ということ。

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搭乗したのはANA651羽田ー岡山A320、羽田07:25発、客は30人くらいか?定刻15分前にゲートにたどり着いたときには誰も並んでいなかった。羽田発岡山行きは通常5便あるところ、コロナ禍の影響で2便しか運航していない。それでもこのありさま。キャンセルされるのも仕方ない。

新幹線で行くことも検討したけど、結局飛行機が一番安くて便利そうだった。28日以上前に購入する条件で今回は12490円。前日購入だと15890円だったから二割くらい安くあがった。仕事がシフトでなかなか決まらないような環境の人に購入できない買い方。

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全席機内モニター付き。立体マップ、機外カメラ映像、フライト状況などなどハイテク!f:id:fretta2019:20210517210218j:plain

客少ないし、トラブルなかったのに微妙に数分遅れて出発。岡山到着時にはその遅れがさらに拡大して10分近く遅れていた。接続のバスに間に合うか心配したけど、そこはローカル空港。ちゃんと客を待ってからの出発。岡山空港から岡山駅へ連絡バス780円。自動券売機はSuicaが使えた。

岡山駅前にてニッポンレンタカー。予めじゃらんで予約していた車種指定しない小型車はカローラだった。9時〜20時:4400円+免責が保証される追加の保険440円。f:id:fretta2019:20210517210231j:plain

小一時間走って鬼ノ城へ。すれ違い困難な狭い狭い山道をヒヤヒヤしながら運転。ようやく到着した駐車場には数台のクルマが停まっていた。周辺の山散策目的の人たちに使われているもよう。

www.okayama-kanko.jp

f:id:fretta2019:20210517212337j:plain日本百名城に選定されている古代山城。遺跡を発掘して西門を復元している。

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ところが鬼ノ城ビジターセンターが月曜休館ということで、百名城スタンプを押せなかった。無念・・・百名城に選定されているのだからスタンプは押せるようにしておいてほしかった。

 

気を取り直して高梁市備中松山城へ。鬼ノ城から約1時間。平日なのでふいご峠(8合目)まで直接クルマで乗り入れる。5合目からの道は狭くて行き違い困難だが、上下に法被をきた係員が無線で連絡取り合ってクルマが行き違いにならないように誘導してくれた。駐車場では売店が営業していて、熱心に説明してくれる。地元の方のお城愛を感じる対応。スタッフを配置しているのに駐車場は無料!

ふいご峠駐車場から頂上の本丸までは15分くらい険しい山道を登る。道はキレイに整備されているが、足腰にこたえる。

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備中松山城は現存12天守の一つ。小ぶりながらも非常に良い雰囲気を醸し出している。明治当初の廃城令を受けつつも山頂に放置されていたところ、あまりにも山深く城下町からよく見えない場所のため政府からお咎めを受けていなかった。後年昭和初期に高梁中学校の先生が崩壊寸前の城を調査したのをきっかけに修復されたという経緯がある。現在は国指定重要文化財f:id:fretta2019:20210517213038j:plain天守入城料500円。

f:id:fretta2019:20210517213051j:plain数年前にも登城していたが当時は百名城スタンプは集めていなかった。今回はスタンプのために再訪。何度来ても良いお城。f:id:fretta2019:20210517215037p:plain

城の麓には美しい棚田が連なっていた。f:id:fretta2019:20210517213103j:plain

帰ってきてからHPを見たところ、なんとコロナにより緊急事態宣言に伴い臨時休城!タイミングよく登城できて運が良かった。f:id:fretta2019:20210517214449p:plain

高梁の城下町は往時の雰囲気が良く残っている。f:id:fretta2019:20210517215629j:plain男はつらいよ」シリーズの撮影も複数回行われた。

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クルマは走っているけど、歩いている人は皆無。f:id:fretta2019:20210517215654j:plain

まだ時間があったので、更に一時間ほど走って赤い屋根が特徴の吹屋地区へ。

 

予備知識なく、高梁市の観光パンフレットで目についたので訪問してみたところ・・・f:id:fretta2019:20210517215934j:plain

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赤いベンガラ瓦の古民家が並ぶなんとも素敵な町並みが江戸時代の雰囲気そのままに地区全体が保存されていた。その規模、雰囲気いずれも他に例を見ない素晴らしい集落。電線は地中化されていて景観を保護している。

fukiya-stay.com

そのうちの一軒。古民家を素敵な内装に改修して素敵な「カフェ燈」閉店間際に入らせてもらって遅いランチとした。地元の食材を活かした野菜多めの定食1200円。デザートもついて大満足。若い女性の店員さんに愛想よく応対していただき居心地も良かった。

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16時の段階で集落の店はほぼ全店すでに閉店していた。人もほとんど見かけない。f:id:fretta2019:20210517220844j:plain

古い建物をリニューアルして利用している郵便局。内部も見せていただいた。f:id:fretta2019:20210517220855j:plain

岡山県指定重要文化財 旧吹屋小学校は保存修理工事中。f:id:fretta2019:20210517220907j:plain

子どもたちが4,5名走り回って遊んでいたけど、それ以外に人は見えない。非常に不思議な空間。なんか別世界かおとぎの国に迷い込んだような印象だった。

 

吹屋地区からクルマで狭い山道を15分ほど、看板がわかりにくくて迷いながらたどり着いたのは「広兼邸」。

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すでに入場可能時間は過ぎていた。それにしてもお城のように高くて大規模な石垣に圧倒されて驚いた。f:id:fretta2019:20210517221305j:plain

映画八つ墓村の撮影に複数回使われたらしい。その雰囲気がよく感じられた。f:id:fretta2019:20210517221332j:plain

吹屋地区、広兼邸をのんびり散策していたら時を忘れてしまった。さて次はどこへ行こうななどと考えていた。ところが、帰途の所要時間を考えるとレンタカー屋さんの閉店時間がせまっていた。あわてて少しでも時間を稼ぐべく高速道路経由で岡山へ帰ることに。途中工事による片側交互通行で場所ならぬ渋滞に巻き込まれ15分くらいロスしてヒヤヒヤさせられたが、閉店10分前には無事たどり着いてトラブルにはならずに済んでやれやれだった。

高梁市の江戸時代のセットのような町並みには時間感覚を狂わせるような作用があるのだろう。