高知城は現存12天守の一つ。天守閣のみならず本丸御殿や本丸を取り囲む建造物はすべて残っていて壮観。いずれも国指定重要文化財。
高知市は戦災が無かったのかと思ったら、空襲で市街は壊滅的被害を受けていた。幸運なことに高知城は焼け残っていた。本当に良かった。入城料420円。
前回訪問したのは記録によると既に7年前。月日が経つのは早い。
畳敷きの本丸御殿内部は見応えがある。
天守閣は板張り。はしごのような急階段は歴史ある木造建造物である証明。
天守各階に展示物あり。一階は巨大な模型が専有している。
天守からの本丸の眺望。本丸御殿の瓦葺きは迫力のある美しさ。
高知城歴史博物館三年くらい前に開業したらしい。入場料は天守閣とのセット券で900円。前回訪問したときには無かった新しい施設なので入ってみた。
3階のデッキは天守閣のビュースポット。
入場時に「常設展示室の一部が展示替えのため閉鎖されているお詫びにポストカードを差し上げます」とさらりと言われ一枚もらった。入場してからわかったのが、一番楽しみにしていたお城関係の情報がある「土佐藩の歴史」が公開されていなかったということ。自分としては大いに不満。「山内家の美と歴史」という企画展は公開されていたが、中年の男女6人組がわいわいキャーキャー喋りながら鑑賞していて騒々しかった。世の中にはいい年になっても行儀が悪い人たちがいるということ・・・そんな連中と居合わせてしまい残念。
結局入場料に見合わない鑑賞体験だった。
高知市には路面電車が健在。市内主要区間内は200円均一料金。Suicaは使えなかった。来た電車に飛び乗ったところ、お城前から高知駅への乗車は乗り換えが必要だった。どうすればいいのかお隣の女性に尋ねたところ乗り換え乗車券をもらって、乗り換えるときの乗り場はこちらだと親切に教えていただいた。コロナ禍のこんな時期にも旅行者に優しい人に巡り会えて感激。
駅の建物に入っているCOCOCHIコーヒーにて日替わりランチ800円。地元のお客さんが多い様子で賑わっていた。
駅から空港までは連絡バスで30分/740円。お客は少ない。飛行機の運航便が半分くらい運休されているからであろう。
今回はジェットスターで成田行きに搭乗。今は一日おきの運航になっている。搭乗する便の前後羽田行きはJAL,ANA共に運休していた。
一ヶ月前に日程が決まったのでそのときに航空券を購入していた。ちょうどキャンペーン実施中で表面上2980円という表示だった。そこに荷物預けるオプション、座席指定のオプション、機内コーヒー・茶香（500円）分のオプションパック約2500円を追加。支払手数料？などもありトータルで6500円。オプション追加しても格安。直前に値段を見たら3000円以上高い価格設定となっていた。一ヶ月前に購入する場合の割引の凄さ。
屋上には飛行機のタイヤが並んでいる。
ジェットスターのA320。前後の羽田行きが運休されているからだろうか半分くらいは席が埋まっている。
座席に着くなり、なんかひっきりなしにアナウンスしている。曰く「機内では常時マスクしろ、飲食するとき以外は速やかにマスクしろ。離着陸時は上着は膝にのせろ、窓シェード全開にしろ、背もたれ・テーブルを元の位置に戻せ」などなど注意事項があまりにもおおくて煩い。他の航空会社も同様なのだろうけどコロナ感染拡大対策？でアルコール飲料持ち込みは禁止、アルコール販売は中止。なんだかなぁ。注意事項はうっとおしいし飛行機旅行は楽しくないな。
私の姿勢の問題かもしれないけど座席背もたれ角度が立ちすぎていて座り心地良くない。またなぜだか後ろの人が何度も背もたれに接触するのを感じて気になる。
成田は第三ターミナル。そのなかでも一番突端に駐機してターミナルにたどり着くまで10分近く歩いた。第三ターミナルから電車に乗るために第二ターミナルまで更に10分歩く。
個人的にはジェットスターよりピーチエアの方が乗りやすいと思う。ターミナルはANAと同じ第一ターミナルだし、機内の座席背もたれは固定式。搭乗前の手荷物計量も無いし全般的にジェットスターより洗練されている。
第二ターミナルの到着案内板。3分の2は使われていない。コロナ禍以前の日常が戻る日を切に願う。
おしまい。
