カケラ 湊かなえ
田舎町の女の子が大量のドーナッツに囲まれて自殺したらしい。
7人からの証言を独白するスタイルで徐々にその真相を明らかにしていく。聞き手は美容整形クリニックを経営している気鋭の美人女医。
それぞれの証言が口語体で綴られていてあまりにも読みにくい。結論の謎解きも「なんだそういうことなの」という印象で深みが感じられなかった。メインのテーマがデブ、美醜などの外見の美容に関することなので深堀りするのは難しい。
湊かなえさんの小説にはいつも驚かされているので、やや期待はずれ。
図書館で11ヶ月待ち。