22410円で往復の北陸新幹線指定席と4日間、富山・石川・福井県内のJR乗り放題。しかも第三セクター運営のIRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道も乗れる!東京ー金沢の片道新幹線運賃が15000円近くかかるので頑張ってたくさん乗車しないで往復するだけでもお得なフリー切符。未踏の地と未訪問のお城スタンプを制覇するべく北陸旅行決行した。
始発の金沢行き列車は06:16東京発かがやき501号。大宮からも結構客が乗り二号車は20人くらいの乗車。その後金沢までの途中停車駅は長野と富山のみ。ほんと金沢まではあっという間に着いちゃう!
08:46金沢到着。次の目的地は北陸本線で敦賀まで、間に合わないだろうなと思っていた08:48発しらさぎ56号、一応ホームに向かったけどやはり出発を見送る結果となった。始発なんだから乗り継ぎを考慮したダイヤにするべきなのではないか?とも思ったが、一般的に東京から福井・敦賀に行く場合はより安くて早い東海道新幹線米原経由にする想定なのだろう。しかし長野や富山から乗車して乗り継ぐ需要はないのだろうか?こんな状態で新幹線延伸して営業やっていけるのかな?
たっぷり一時間金沢駅周辺を散策。寒い上小雨も降ってきたため基本は駅構内を探索。JR改札を出て地下広場には北鉄浅野川線の駅。
雪の多い季節は地下の環境が快適だろうな。
その向かいは広大な地下広場。通勤時間帯なのに人は少ない。車で行動する人が多いのだろう。イベントを催すことができそうな雰囲気。
駅正面巨大門の模型。
09:48金沢始発特急しらさぎ6号に乗車。
結構客多くて席が半分以上埋まっている。コロナ禍による需要減に応じて特急サンダーバードを相当数運休・減便しているのでその影響だろう。
加賀温泉駅からなんか見える。
しらさぎ号で一気に5地域を統一!
10:45鯖江駅発車、そこからたったの4分で武生(たけふ)駅に到着。速達性が求められる特急なのに短すぎる区間での停車。だれか有力な政治家でもいるのだろうか?武生駅を10:50発車、その後山間の地形からトンネルに入る。延々とトンネル内を走っているので、随分長いトンネルだなぁと思っていたら・・・あぁこれが北陸トンネルか!と気付いた。10:41敦賀駅到着。敦賀駅の構内男性用トイレは便器が一箇所しかなくて4人くらい並んでいた。皆さん口々に文句を言ってたが、新幹線が開通して新しい駅舎になったら良くなるんでしょう。あと2年の辛抱?
ホームには白衣を来た恐竜。同じ像が福井駅には2体もいたw今回敦賀には立ち寄らずとんぼ返り。11:25発しらさぎ5号に乗車、搭乗率は七割くらいか?減便運転している影響だろうが、客は戻りつつあるようだ。敦賀を出発するとまもなく北陸トンネルに入る。往路ではアナウンスなかったと思うが、車掌さんが全長13870m、通過に7分かかる、携帯は圏外になりご迷惑をおかけしますと案内していた。wikipediaによるとauだけは工事中に使っていたため使えるらしい。検札でフリーきっぷを提示したからであろう、車掌さんにバッチを頂いてしまった。丁寧なアナウンスといい親切な車掌さんだ。
福井駅到着11:59。次の列車に乗り換える間時間で昼食とした。
福井駅に付属している「プリズム福井」内、居酒屋「八兆屋」のランチメニュー。
季節のそば膳、桜海老と白魚のかき揚げせいろそばとあさり・筍ご飯の膳990円。天ぷらは揚げたてサクサク、そば・ご飯も大変美味しくいただいた。駅構内でこの値段・内容。福井も美味しい。
いよいよ念願の越美北線。旅客案内には愛称の「九頭竜線」が使われる。キハ120系気動車一両編成、ワンマン運転。赤い車体がかわいい。九頭竜線は福井から越前大野、九頭竜駅まで55kmを結ぶローカル路線。福井発の列車は九本しか無くほとんどが越前大野止まり。愛称になっている九頭竜駅まで通して運転される列車は一日四本のみ。ダイヤが少なくて乗車すること自体が難しい。
福井駅12:50発車、田園地帯を走るが、程なく険しい渓谷を山へ向かう。
wikiによると2004年7月福井豪雨で5つの鉄橋が流され復旧までに3年もかかったらしい。なるほど狭隘な渓谷を激しい流れの足羽川(あすわがわ)に沿って進む。流れる水の驚くべき美しさと、その激しい流量に目を奪われる。越前大野駅からすぐの越前大野城も続日本百名城に選定されているが、3月31日までは冬季閉館中。今回は九頭竜線の終点まで乗り通す。
越前大野駅付近で勝山地域を統一!!
これにて福井県エリアを統一!
福井〜越前大野間は学生を中心に20人くらい乗車していた。地元の足として利用はされている様子。がそれらの客は全員越前大野駅で降りた。そこからは私を含めて乗り鉄オジサン三人のみ。終点まで乗降はなかった。こんな状態だから列車の運行本数が一日4本になってしまうわけだ。
山あいは雪が結構残っている。
勝原ー越前下山ー九頭竜湖間約10kmはほとんどがトンネル。ほぼ直線に掘られているが、結構な勾配でディーゼルエンジンが唸りたてて山を登る。ダイヤ上登りの往路は14分、復路の下りは11分になっている。
九頭竜湖駅舎。
九頭竜湖駅発車時刻表。運行本数が少ない。
駅前に「和泉ふれあい会館」。ファミリーマートが入店している。道の駅機能もあるみたいだが、コロナ禍で情報コーナーは閉鎖されていた。
10分程の滞在で復路、九頭竜湖駅発14:34に乗車。突然みぞれが降ってきた。山の天気は急変する。16:03福井駅到着。