津和野城は霊亀山(れいきさん)に築かれた山城。観光リフトで乗車5分・料金片道400円、往復700円。歩いて登ると15分との表示あり。日本百名城スタンプはリフト乗り場に置いてあり自由に押せた。リフト乗り場付近に10台くらい停められる無料駐車場があり助かった。城跡案内パンフレットはリフト乗り場には見当たらず、チケットを買えば渡してくれるのかもしれない。リフトの係員は強面のオジサンで無愛想オーラを発していたため話しかけなかった。
麓からゆっくり歩いてもリフト降り場までは20分くらい。出丸周辺は工事整備中で立入禁止、それ以外にも石垣が崩れていたり工事中だったりでかなりの部分が制限されていた。
「残っている建築物は一切なし」と思っていたら、帰宅後パンフレットを見直していると麓に「物見櫓」と「馬場先櫓」が残存していることに気付いた。現地に城関連の資料館はないし、パンフレットは駅前観光案内所でもらったので当地はまったく気づかなかった。ただしいずれも公開はしていなさそうな雰囲気。
城域の多くで工事中の場所が多いので整備保存する姿勢はあるのだろうが、百名城に選ばれている割には地元のお城愛がいまひとつ感じられなかった。パンフレットは一枚しか入手できなかったし、HPの紹介も貧弱。というのも津和野は町全体が観光資源になっているので城跡のみしか観光資源が無いところと比べれば当然熱量は違うのだろう。
若い撮り鉄。
城から城下町の眺望は大変よろしい。
城山から降りて麓の鷲原八幡宮(わしばら)を訪問。国指定重要文化財。
残念ながら重文の茅葺きの屋根は補修中。鷲原八幡宮は流鏑馬神事が特徴らしい。時間的・体力的にも萩まで走る余裕はあったが、萩ユースホステルはコロナ禍で休業中とのこと。鷲原八幡宮すぐ近くの道の駅「津和野温泉なごみの里」にて温泉と車中泊とした。
「あさぎりの湯」入浴料610円のところJAF割引で500円。日帰り温泉としては珍しく手ぬぐいサイズのタオルを一枚貸してくれた。窓が大きくて、上から見ると円形になっている外壁が特徴的。小さめだが72°Cと熱いサウナ、同じく小さめだが暗めの照明で良い雰囲気の露天風呂。星空がよく見えて感激。最高の入浴体験になった。道の駅近くを線路が通っていてときおりディーゼル車が通過するのも心地よかった。
本日の走行距離190km。