自由人の独り言

思いつくまま気まま日記

五島列島へ旅行

 10月末に対馬に行ったのに続き今回は五島への旅行!と言うと、人には「長崎ばかりにでかけている」と言われてしまう。しかし「長崎しま旅わくわく乗船券」のクーポンがあまりにもお得過ぎる。

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 「長崎しま旅わくわく乗船券」の残数が少なくなりつつある状況なので、無くなる前に行かねばならぬと旅行計画を前倒ししての決行とした。今回はピースボート友達のHさんも同行するということで二人での旅行となった。

 長崎までの空路は成田発ジェットスター・ジャパンGK641便。一人9200円。最安値では買えなかったけど、それでもJAL/ANAの二分の一、三分の一の価格だし、JRを延々と乗り継ぐよりも充分安い。LCC専用の成田第3ターミナルは鉄道の駅からは徒歩15分だが、高速バスなら降りてすぐ目の前。構内歩行ルートが陸上トラックのような舗装で遊び心が感じられるのが特徴。
 チェックインは機械に自分で番号を打ち込む。預け入れ手荷物も機械で自分でやってほしいという姿勢。しかし、先月導入したばかりの新型荷物受付マシーンが不調でなかなかうまい具合にタグを読み込まれなかった。係員の女性に手伝ってもらうもののなかなかスムースには完了せず。順調な運用ができるようになるまではまだ時間がかかりそうだった。
 ジェットスター・ジャパンは搭乗ゲート通過前に持ち込み手荷物の重量測定を実施していた。7kgまでが制限だったかな?そこで重量オーバーしていたら料金徴収されるのだろうか?4人くらいの職員で重量測っていた。かけている人件費コスト以上に収入あるのだろうか?私のリュックは当然制限重量範囲内。そこで紙のタグを付けて測定済みの証明としていた。

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 ジェットスター乗り場は一般的な旅客ターミナルからボーディングブリッジだけを除いたような構造。通常のターミナルより高さが低く作られていてちょうどairbus A320が同じくらいの高さに見える。おかげで短い階段降りてランプに降り立つ。そこから飛行機までは簡易的な覆いで風雨を最小限避けるような構造。バスに乗って飛行機まで向かうと思っていたので意外だった。これなら雨の日に歩いて搭乗でもそれほど濡れなさそう。

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 機内の座席は当然ミニマムで前後間隔も巾も大手に及ぶべくもないのは仕方ないか。アップライトポジションの背もたれがもう少し倒れていて欲しい。一応少しだけ倒れる構造にはなっているが、それでも倒した場合は相当後席の人に圧迫感を与える。
 着席してからオプションのドリンク、茶菓の引換券を渡されていなかったぁと思い出した。ちゃんと配布して頂けるか心配していたら、CAさんがリストを元に直接購入者にサービスするシステムだった。引換券だかクーポンだかを持っておく手間とか、無くす心配がなくてよろしい。

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 コロナ禍で旅行・出張を控えている人も多いのであろう、搭乗客は座席の3割くらいに見えた。LCCは国内線がメインの展開ではあろうが、それでも経営状態は好ましくないだろうとお察しする。

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 自分自身久しぶりに長崎まで飛んだが、成田出発ということで羽田からより若干遠いのも効いている。フライトタイムは2時間8分で、ずいぶん長く感じた。

 長崎空港は鉄道駅から距離があるため、市内までの交通はバスが主要な交通機関。空港連絡バスはかなり充実している。メインの路線は約20分に一本の運行頻度。それでもお客が多くて7割くらいの席が埋まっていた。空港から街まで全線高速道路が整備されている。後半は殆どがトンネルで一気に山地をくぐりぬける。40kmの距離を小一時間で到達。1000円、Suicaで支払いできるので便利。

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 長崎港から福江港まではジェットフォイルという水中翼船、80km/hで海上を文字通りかっ飛んでいく。長崎港14:05発、中通島奈良尾港経由で福江港には15:50到着。フェリーの定期船は4時間ちかくかかるのに比べるとまさに飛ぶような勢いで走る。しかも船らしい揺れはなく安定している。長崎ー福江往復ジェットフォイル料金は12800円その価値はあるんだろうな。100人くらいはお客が乗っているのに搭乗開始は10分前、それでも定刻運航が可能なのだからフットワークが軽い。いろいろと環境が違うけど「出発時刻の30分前までにゲートに来い」とうるさいLCCとは好対照。

 

 朝7時に家を出て、電車・バス・飛行機・またバス・ジェットフォイルを乗り継いで福江港には15:50到着。トータル約9時間。待ち時間もけっこうあるけどようやく日本の西端までやってきたんだなという感慨が湧いた。