震える岩 霊験お初捕物控
宮部みゆき
江戸の下町にある一膳飯屋で兄夫婦と働く娘「お初」には常人には見えない超常現象が時折みえるという異能力があった。例えば樽に投げ込まれていた少女の遺体を見つけたり、犯人の人相が見えたりなど。その能力が岡っ引きの兄六蔵の助けになり活躍する。
忠臣蔵の「新」解釈も盛り込まれ盛りだくさんのエピソードが目まぐるしく物語展開されるが、あまりにも面白くてどんどん先を読みたくなる。あっという間に完読。2015年に一度読んでいたが詳細はほとんど忘れていた。何度でも読みたい一冊。