TENET テネット
待望のクリストファー・ノーラン監督新作公開。
SFアクション、世界中で話題沸騰。
ウクライナ・イタリア・エストニア・ノルウェーと世界を舞台にCIAエージェントが活躍するさまはまるで007やミッションインポッシブルを彷彿させる。
エージェントのミッションは、時間を逆行させることにより世界を破滅させようとしているロシア人の企みを阻止する事。
「時間を逆行」というのがメインテーマでそのため銃を打つと弾が弾倉に吸い込まれたりするような逆向きの動きがアクションのキモになる。
その他の映画と同様「いいシーン」はすでに何回も予告編で鑑賞済み。こんなに見せちゃって良いのかなとおもいつつも大いに宣伝にはなっただろう。
ジャンボジェット機を衝突させたり、高速道路を背走カーアクションなど派手な見どころはたくさんある。
しかし、それぞれの場面変換がいずれも唐突だし、時間逆行理論とあわせて物語展開が理解不可能。
「理解しようとするな感じろ」との劇中セリフもあるが、あまりにも難解。
「インセプション」「ダークナイト」シリーズもそうだったけど一回だけ鑑賞で理解するのはほぼ無理。
壮大な映画を見たいという欲求には応えるだろうし、話題にはなるだろう・・・がとにかく複雑である。
まあ、大作を観ているということを単純に楽しめばいいのかな？
主人公の「名もなき男」主演はジョン・デヴィッド・ワシントン。
名前だけでは連想しなかったが、デンゼル・ワシントンの息子36歳。
俳優業を始める前はプロフットボール選手だったとのこと。ガタイがいいしアクションにもキレがある。
まだ俳優としてのキャリアがほとんど無いのは異色の経歴だからなのだろう。
今後の活躍に期待したい。
