自由人の独り言

思いつくまま気まま日記

人数の町

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主人公の青年は金銭トラブルで借金取りに追われていたところをある日、奇妙なコミュニティである「町」に連れてこられた。そして町を離れることができないように管理された。そこでは個人としての存在は失い部屋番号がそのままコードネームとして与えられた。
仕事として極端なネット評価(絶賛、酷評)の書き込み。特定政党への投票、地面に横たわり抗議デモに参加する労働?に時には参加することもある。
そんな状況に疑問を抱かずに意味や理由を考えることをやめれば、食・住が確保され享楽的に生活できる。
つまり多数の「人数」の一人になるといこと。

現代の日本の低い投票率、高い自殺率、多くの行方不明者、強い同調圧力、現状に満足し理想は考えない、特定政党有利になるようなシステムなどなどを強烈に暗示している。
多くの人は映画の「町」に住むことを良しとはしないと思うが、今の現実社会はどうか?現状の近い将来は「町」のような社会になっているのではないか?という作者のメッセージに大いに共感した。

 

2020年9月7日イオンシネマ幕張新都心で鑑賞。

月曜日だったのハッピーマンデー料金は1100円

その他にも毎月1日は1100円、55歳以上は1100円、午前中は1300円、20時以降は1300円などなどお得な割引サービスが充実している。まともな1800円払っているお客はいないのではないだろうか?近所にこんな映画館があると嬉しい。

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